【2026年最新】事業投資型クラウドファンディングとは?仕組み・始め方・注目サービスを徹底解説


「事業投資型クラウドファンディング」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。近年、株式投資型クラウドファンディング(エクイティ型クラウドファンディング)への注目が急速に高まっています。

2025年の金融商品取引法改正により、株式発行上限が1億円未満から5億円に大幅引き上げされ、個人投資家の投資上限額も50万円から最大200万円へと拡充されました。さらに、政府のスタートアップ育成5か年計画との連動もあり、2026年は事業投資型クラウドファンディング市場にとって大きな転換期を迎えています。

私たちリトルリンク株式会社は、CAMPFIRE公式パートナーとして100件以上のクラウドファンディングプロジェクトを支援し、累計1億円超の資金調達をサポートしてきました。

本記事では、事業投資型クラウドファンディングの基本的な仕組みから、2026年最新の法改正動向、主要プラットフォームの比較、セキュリティ対策、メリット・リスク、そして始め方まで1万文字超の大ボリュームで徹底的に解説します。

クラウドファンディングの全体像については「クラウドファンディング完全攻略ロードマップ」もあわせてご確認ください。

事業投資型クラウドファンディングの概念イメージ - 投資家とスタートアップをつなぐプラットフォーム
事業投資型クラウドファンディングは、個人投資家と未上場企業をつなぐ新しい投資の形
この記事でわかること

  • 事業投資型クラウドファンディングの仕組みと購入型との違い
  • 2025年金商法改正による市場の変化
  • 主要4プラットフォームの特徴比較
  • セキュリティ対策と投資家保護の仕組み
  • メリット5選・リスク5選
  • 投資家・企業それぞれの始め方ステップ
  • 実際の成功事例3選
目次

事業投資型(株式投資型)クラウドファンディングとは?基本の仕組み

クラウドファンディングの種類比較イメージ - 購入型・寄付型・投資型の違い

事業投資型クラウドファンディングとは、未上場のスタートアップ企業がインターネット上のプラットフォームを通じて株式や新株予約権を発行し、多数の個人投資家から少額ずつ資金を調達する仕組みです。

「株式投資型クラウドファンディング」や「エクイティ型クラウドファンディング」とも呼ばれ、英語では「Equity Crowdfunding(ECF)」と表記されます。

投資家にとっては、将来その企業がIPO(新規上場)やM&A(企業買収・合併)を達成した際に、株式の値上がり益や配当金を得られる可能性があります。つまり、従来はベンチャーキャピタル(VC)やエンジェル投資家だけがアクセスできたスタートアップ投資の機会が、一般の個人投資家にも開かれた画期的な仕組みなのです。

購入型・寄付型との違い|3つのタイプを比較

クラウドファンディングには大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの違いを表で整理しましょう。

項目 購入型 寄付型 事業投資型(株式型)
リターン 商品・サービス なし(お礼程度) 株式の値上がり益・配当
目的 商品の先行購入・応援 社会貢献・チャリティ 投資によるリターン獲得
代表的なサービス CAMPFIRE、Makuake READYFOR、GoodMorning FUNDINNO、イークラウド
法規制 特定商取引法 なし(寄付扱い) 金融商品取引法
リスク 商品未着リスク 低い 元本割れ・倒産リスク
投資金額の目安 数千円〜数万円 数千円〜 約10万円〜(上限200万円/年)

詳しくは「クラウドファンディングの種類」の記事で解説しています。

エクイティ型の仕組み|株式・新株予約権で資金調達

事業投資型クラウドファンディングでは、企業は主に次の2つの形態で資金を調達します。

①株式の発行

企業が普通株式を新たに発行し、投資家がそれを購入します。投資家はその企業の株主となり、議決権や配当を受ける権利を得ます。IPOやM&A時に株式を売却することで利益を得ることが期待できます。

②新株予約権の発行

企業が新株予約権(将来一定の価格で株式を購入できる権利)を発行します。将来の株式転換時の価格が発行時に固定されるため、企業の成長に応じて大きなリターンを得られる可能性があります。

いずれの場合も、金融商品取引法に基づく登録を受けた「第一種少額電子募集取扱業者」がプラットフォームとして仲介を行い、投資家保護のための審査や情報開示が義務づけられています。

日本における法的位置づけ(金融商品取引法・第一種少額電子募集取扱業務)

日本における株式投資型クラウドファンディングは、2014年(平成26年)の金融商品取引法改正によって制度化されました。「第一種少額電子募集取扱業務」という新しい業務カテゴリが設けられ、一定の要件を満たした事業者がこの業務を行えるようになりました。

主な規制(2025年改正後)

発行総額の上限 5億円未満(改正前:1億円未満)
投資家1人あたりの上限 最大200万円/年(改正前:50万円)
情報開示義務 事業計画・財務情報・リスク情報等の開示が必須

このように、投資家保護を図りつつ、スタートアップの資金調達を促進する制度設計がなされています。クラウドファンディング初心者の方は「クラウドファンディング初心者ガイド」もご参照ください。

【2026年最新】事業投資型クラウドファンディングの市場動向

事業投資型クラウドファンディング市場規模の推移と成長トレンド
2026年は法改正の追い風を受け、市場は大きな成長局面を迎えている

2026年現在、事業投資型クラウドファンディング市場は大きな転換期を迎えています。法改正、政府の政策支援、そして市場の成熟化が重なり、今後さらなる成長が見込まれています。

国内市場規模の推移と成長率

日本の株式投資型クラウドファンディング市場は、2017年のサービス開始以来、着実に成長を続けてきました。

市場規模(推定) 成長率
2017年 約5.1億円 -(サービス開始)
2019年 約29.4億円 約5.7倍
2021年 約40億円 二桁成長
2026年〜 100億円突破が視野 急成長中

特に注目すべきは、累計のイグジット(EXIT)件数の増加です。FUNDINNOを通じた投資先企業のIPOやM&Aの事例が着実に増えており、投資家に具体的なリターンがもたらされるケースが出てきたことで、市場全体の信頼性が高まっています。

2025年金商法改正の影響|発行上限1億円→5億円へ

2025年の金融商品取引法改正は、株式投資型クラウドファンディング市場にとって過去最大のインパクトをもたらす改正です。主な改正ポイントは以下の3つです。

5億円
発行総額の上限
(旧:1億円未満)
200万円
投資家1人あたり上限
(旧:50万円)
拡充
情報開示の充実
一般投資家もアクセス可能

この改正は、株式投資型クラウドファンディングを「少額の資金調達手段」から「本格的な資金調達チャネル」へと進化させるものであり、シリーズA以降のラウンドでも活用できるようになりました。

スタートアップ育成5か年計画との連動

政府が2022年11月に策定した「スタートアップ育成5か年計画」も、事業投資型クラウドファンディング市場の追い風となっています。

この計画は、2027年度までにスタートアップへの投資額を10倍の10兆円規模に引き上げることを目標としています。株式投資型クラウドファンディングの活性化が明確に位置づけられており、エンジェル税制の拡充SBIR制度の強化など、スタートアップエコシステム全体を底上げする政策が推進されています。

2026年は5か年計画の折り返し地点にあたり、さらなる制度改善や支援策の拡充が期待されています。

事業投資型クラウドファンディングの主要プラットフォーム比較

事業投資型クラウドファンディングの主要プラットフォームを比較検討するイメージ
自分に合ったプラットフォームを選ぶことが、投資成功の第一歩

日本国内で株式投資型クラウドファンディングサービスを提供しているプラットフォームは、2026年現在、主に4〜5社あります。それぞれの特徴を比較表にまとめました。

プラットフォーム 特徴 最低投資額 イグジット実績 おすすめポイント
FUNDINNO 国内最大手・東証グロース上場 約10万円〜 IPO・M&A実績あり 案件数最多・セカンダリーマーケットあり
イークラウド 大和証券グループ連携 約10万円〜 厳選案件・高い信頼性
Unicorn 株主優待が充実 約10万円〜 保有中も優待でメリットあり
CF Angels VC運営・エンジェル税制に強み 約10万円〜 VC知見を活かした案件発掘

プラットフォーム選びでお悩みの方は「クラウドファンディング手数料比較」の記事も参考にしてください。

FUNDINNO(ファンディーノ)|国内最大手

FUNDINNO(ファンディーノ)は、2017年4月にサービスを開始した日本初・国内最大手の株式投資型クラウドファンディングプラットフォームです。運営するFUNDINNO株式会社は、2025年12月に東証グロース市場への上場を果たしました。

FUNDINNOの強み

  • 累計成約額・案件数ともに国内No.1の実績
  • 約10万円からの少額投資が可能
  • エンジェル税制対象案件が多数
  • IPO実績あり(琉球アスティーダスポーツクラブ、NPTが上場達成)
  • 相対取引によるイグジット事例も複数(1.2倍〜1.5倍のリターン実績)
  • セカンダリーマーケット「FUNDINNO MARKET」で未上場株の売買が可能
  • 登録投資家数は11万人超

イークラウド|大和証券グループ連携

イークラウド(eCrowd)は、2020年にサービスを開始した株式投資型クラウドファンディングプラットフォームです。大和証券グループとの資本業務提携により、大手証券会社のネットワークと審査ノウハウを活用している点が最大の特徴です。

大和証券グループという大手金融機関のバックアップがあることで、案件の質と審査の厳格さに定評があります。投資初心者にとっては、信頼性の高い案件に絞って投資できるという安心感があるでしょう。

Unicorn(ユニコーン)・CF Angels・その他注目サービス

Unicorn(ユニコーン)は、投資先企業から株主優待を受けられる案件が多い点が特徴です。IPO前の段階から株主優待を提供する企業を積極的に募集しており、保有期間中もメリットを享受できます。

CF Angels(シーエフエンジェルズ)は、DANベンチャーキャピタル株式会社が運営し、VCとしての豊富な投資経験を活かした案件発掘・審査が強みです。

投資家としては、複数のプラットフォームに登録し、それぞれの強みを活かした分散投資を行うことが推奨されます。

セキュリティ対策と投資家保護の仕組み

事業投資型クラウドファンディングのセキュリティ対策 - デジタルセキュリティと投資家保護
厳格なセキュリティ対策が、安心して投資できる環境を支えている

「インターネット上で株式投資をして本当に安全なの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは、事業投資型クラウドファンディングのプラットフォームが講じているセキュリティ対策と投資家保護の仕組みについて詳しく解説します。

金融商品取引法に基づく厳格な登録制度

事業投資型クラウドファンディングのプラットフォームは、金融商品取引法に基づく「第一種少額電子募集取扱業者」として金融庁に登録されています。無登録で営業することは法律で禁止されており、登録にあたっては以下の厳しい要件が課されます。

登録に必要な主な要件

  • 資本金要件:最低1,000万円以上の純資産
  • 人的構成:金融商品取引の知識・経験を持つ役員・従業員の配置
  • コンプライアンス体制:法令遵守のための内部管理体制の整備
  • 苦情処理体制:投資家からの苦情に対応する体制の構築
  • 業務管理体制:分別管理、顧客情報保護などの体制整備

さらに、金融庁による定期的な検査・監査を受ける義務があり、不正行為や法令違反があれば業務停止命令や登録取消処分が下されます。この厳格な登録・監督制度が、プラットフォームの信頼性を担保しています。

個人情報保護とシステムセキュリティ

主要プラットフォームでは、以下のような多層的なセキュリティ対策を実施しています。

セキュリティ対策 内容
SSL/TLS暗号化通信 すべての通信データを暗号化し、第三者による傍受を防止
二段階認証(2FA) ログイン時にSMS認証やアプリ認証を追加し、不正アクセスを防止
本人確認(eKYC) オンラインで本人確認書類とセルフィーを照合し、なりすましを防止
分別管理 投資家の資金とプラットフォーム運営資金を分離して管理。万が一プラットフォームが経営破綻しても投資家の資金は保全
不正検知システム 異常なログインパターンや不審な取引を自動検知・ブロック
データバックアップ 複数のデータセンターでのバックアップにより、災害時でもデータを保全

投資家保護のための規制と仕組み

金融商品取引法では、投資家を保護するための複数の規制が定められています。

適合性の原則

投資家の知識、経験、財産の状況に照らして不適当な勧誘を禁止。投資経験や金融資産が一定基準に満たない場合は口座開設できません。

クーリングオフ制度

投資申込後、8日間はクーリングオフ(申込撤回)が可能。冷静に判断し直す期間が法律で保障されています。

投資上限額の設定

一般投資家の年間投資上限額は最大200万円。過度な投資による被害を防止するための上限規制があります。

詐欺・不正案件を見分けるチェックポイント

セキュリティ対策が講じられているとはいえ、投資家自身も詐欺的な案件を見分ける目を持つことが重要です。以下のチェックポイントを参考にしてください。

こんな案件には要注意!

  • 元本保証」「確実にリターンが出る」と謳っている → 株式投資に元本保証はありません
  • 事業計画が曖昧で、具体的な数値や根拠がない
  • 経営チームの経歴が不明瞭、または検証できない
  • 金融庁に登録されていないプラットフォームで募集している
  • 異常に高いリターン率を約束している(年利30%以上など)
  • 投資を急かす、冷静に考える時間を与えない

投資前には必ず、プラットフォームが金融庁の登録業者一覧に掲載されているか確認しましょう。また、日本証券業協会のウェブサイトでも登録状況を確認できます。

事業投資型クラウドファンディングのメリット5選

事業投資型クラウドファンディングのメリット - チームワークと事業成長のイメージ

事業投資型クラウドファンディングには、企業側・投資家側の双方に大きなメリットがあります。ここでは主要な5つのメリットを詳しく解説します。クラウドファンディング全般のメリット・デメリットは「クラウドファンディングのメリット・デメリット」も参考にしてください。

企業側のメリット(資金調達+ファンコミュニティ形成)

メリット①:VCに頼らない資金調達

VCの投資は採択率が非常に低く、投資条件が厳しいケースも少なくありません。株式投資型クラウドファンディングなら、直接個人投資家から資金を調達できます。法改正により発行上限が5億円に引き上げられ、シリーズA以降の本格的な調達にも対応可能になりました。

メリット②:ファンコミュニティの形成

数百人〜数千人の個人投資家が株主になり、企業のファン・応援者として機能します。SNSでの情報拡散、製品のユーザー化、ビジネスパートナー紹介など、資金調達以上の価値をもたらすケースが多数あります。

投資家側のメリット(少額から未上場企業に投資+エンジェル税制)

メリット③:約10万円から未上場企業に投資

従来は数百万円〜数千万円必要だった未上場企業投資が、約10万円から可能に。少額ずつ複数企業に分散投資できるのは大きなメリットです。

メリット④:数倍〜数十倍のリターンの可能性

IPOやM&Aが実現すれば、投資額の数倍〜数十倍のリターンを得られる可能性があります。FUNDINNOでは相対取引で1.5倍のリターンが得られた事例も。

エンジェル税制で最大40%の税制優遇

メリット⑤:エンジェル税制による節税効果

優遇措置 内容 こんな方に
優遇措置A 投資額-2,000円を総所得から控除 高所得者
優遇措置B 投資額全額を株式譲渡益から控除 株式売買で利益がある方
プレシード特例 最大で総所得の40%まで控除可能 創業初期企業へ投資する方

さらに2026年からは再投資期間が延長され、株式譲渡益発生の翌年末まで(最大2年間)エンジェル税制が適用可能になりました。

税務面の詳細は「クラウドファンディングの税金対策」の記事でも解説しています。

事業投資型クラウドファンディングのリスク・デメリット5選

事業投資型クラウドファンディングのリスクと注意点 - 投資判断に必要な情報
リスクを正しく理解した上で投資判断を行うことが大切

事業投資型クラウドファンディングには魅力的なメリットがある一方で、しっかりと理解しておくべきリスクやデメリットも存在します。

流動性リスク(上場までの長期保有が前提)

デメリット①:株式をすぐに売却できない

取得した株式は、上場企業の株式のように証券取引所で自由に売買することが原則としてできません。IPOやM&Aの達成まで数年〜10年以上かかる場合もあります。

ただし、FUNDINNOの「FUNDINNO MARKET」では投資家同士の売買が可能になっており、流動性の課題は徐々に改善されつつあります。

デメリット②:長期保有に伴う機会コスト

資金が長期間拘束されることで、他の投資機会を逃してしまう機会コストがあります。投資額は「最悪の場合、全額失っても生活に支障がない金額」に抑えることが鉄則です。

元本割れ・倒産リスクと分散投資の重要性

デメリット③:元本割れ・倒産のリスク

スタートアップの生存率は決して高くありません。設立後5年以内に約50%、10年以内に約70%が廃業するとも言われています。投資先企業が倒産した場合、投資資金は原則として全額失われます

対策:10〜20社程度への分散投資でポートフォリオ全体のリスクを低減しましょう。

デメリット④:希薄化リスク

投資先企業が成長過程で追加の資金調達を行った場合、新株発行により既存株主の持株比率が下がる(希薄化する)可能性があります。

情報の非対称性とデューデリジェンスの限界

デメリット⑤:投資判断に必要な情報が限定的

未上場企業の情報開示は上場企業と比べて相対的に限定的です。個人投資家が完全なデューデリジェンスを行うことは現実的に困難です。

IRレポートや定期報告をしっかり確認し、不明点があれば質問するなど、能動的な情報収集を心がけましょう。

事業投資型クラウドファンディングの始め方|投資家・企業それぞれのステップ

事業投資型クラウドファンディングの始め方 - 投資家と企業のステップ
投資家も企業も、まずはプラットフォームへの登録から始めよう

ここからは、事業投資型クラウドファンディングの具体的な始め方を、投資家側と企業側それぞれの視点から解説します。個人でクラウドファンディングに挑戦したい方は「個人のクラウドファンディング」の記事もご覧ください。

【投資家向け】口座開設から投資実行までの5ステップ

1
プラットフォームへの会員登録

FUNDINNO、イークラウド、Unicornなどから選び、会員登録。複数のプラットフォームに登録しておくと投資機会が広がります。

2
投資家適合性の審査・口座開設

本人確認書類を提出し、適合性審査を受けます。目安として金融資産300万円以上・投資経験1年以上が一般的な基準です。

3
案件の選定・投資申込

事業計画、財務情報、経営チーム、リスク情報を確認して投資申込。人気案件はすぐに満額成立する場合もあるため、事前チェックがポイントです。

4
入金・株式取得

投資申込承認後、指定口座に入金。目標金額達成で株式が発行されます。

5
投資後のモニタリング

IRレポートや決算情報で投資先企業の成長を見守り、IPOやM&Aなどのイグジットを待ちます

【企業向け】株式型クラファンで資金調達するまでの流れ

1
プラットフォームへの申込・事前相談

調達希望額、事業内容、調達目的などをヒアリングされます。

2
審査(デューデリジェンス)

事業計画の実現可能性、経営チーム、市場の成長性、財務状況等を総合評価。審査期間は通常2〜3ヶ月

3
募集準備

事業紹介動画、プレゼン資料、財務データを準備。株式の発行条件(株価、発行株数、バリュエーション)も決定。

4
募集開始・情報発信

投資家からの質問への回答やSNS・メディアを通じた積極的な情報発信を行います。

5
募集成立・資金受領

目標金額達成後、株式が発行されプラットフォーム手数料を差し引いた金額が入金されます。

審査のポイントと通過率

プラットフォームの審査通過率は一般的に5〜10%程度と非常に厳しい水準です。主な審査ポイントは以下の通りです。

事業の成長性 対象市場が大きく、成長余地があるか
経営チーム 創業者やCxOの経歴、業界実績、経営能力
プロダクトの独自性 技術的優位性や競合との差別化
トラクション 売上、ユーザー数、提携先などの具体的実績
バリュエーション 企業価値評価の妥当性
資金使途 調達資金の具体的活用計画
EXIT戦略 IPO・M&Aなどのリターン実現計画

購入型クラウドファンディングで実績を作ってから株式型に挑戦する段階的アプローチも有効です。「クラウドファンディング完全攻略ロードマップ」も参考にしてください。

事業投資型クラウドファンディングの成功事例3選

事業投資型クラウドファンディングの成功事例 - IPO達成とリターンのイメージ

実際に成果を上げた事例を見ていきましょう。成功事例を知ることで、投資判断の参考になります。

事例①:FUNDINNOでIPOを実現したスタートアップ

琉球アスティーダスポーツクラブは、卓球Tリーグに参戦するプロスポーツクラブを運営する企業です。FUNDINNOを通じて資金調達を行った後、株式投資型クラウドファンディング発の企業として初めてのIPOを果たしました。個人投資家に実際のリターンをもたらした画期的な事例です。

さらに、バイオベンチャーのNPTも2025年1月に東京プロマーケットに上場を達成。FUNDINNOでの調達からわずか約2年での上場で、株主数は500名超です。

事例②:エンジェル税制を活用した投資家の節税シミュレーション

シミュレーション:年収1,000万円の会社員Aさんの場合

項目 金額
投資額 50万円
所得控除額(優遇措置A) 49万8,000円
推定節税効果(税率33%) 約16万4,000円
実質投資コスト 約34万円
IPO時に3倍(150万円)なら… 実質リターン約4.4倍

投資先が倒産しても、エンジェル税制の節税効果で実質損失は約34万円に抑えられます。

事例③:株式型クラファンから上場を目指す注目企業

2026年現在、AI、フィンテック、ヘルスケア、クリーンテックなど、社会課題の解決に取り組むスタートアップが多数成長中です。

2025年の法改正後には5億円規模の大型調達を行う企業も出てきており、FUNDINNOの「FUNDINNO MARKET」では過去の調達企業の株式が1.2倍〜1.5倍で取引された事例も報告されています。IPO前の段階でもリターンを得られる機会が広がっています。

まとめ|事業投資型クラウドファンディングは今が参入チャンス

本記事では、事業投資型クラウドファンディング(株式投資型クラウドファンディング)について、基本の仕組みから2026年最新の市場動向、主要プラットフォーム比較、セキュリティ対策と投資家保護、メリット・デメリット、具体的な始め方、成功事例まで徹底的に解説してきました。

この記事のポイント

  • 事業投資型クラウドファンディングは、未上場企業の株式に約10万円から投資できる仕組み
  • 2025年金商法改正で発行上限5億円・投資上限200万円に拡大
  • 主要プラットフォームはFUNDINNO(最大手・IPO実績あり)、イークラウド(大和証券連携)など
  • プラットフォームのセキュリティ対策は金融庁の厳格な監督のもと、SSL暗号化・二段階認証・分別管理などを実施
  • エンジェル税制で最大40%の所得控除を受けられる節税メリット
  • 流動性リスク・倒産リスクがあるため分散投資と余裕資金での投資が鉄則
  • スタートアップ育成5か年計画の追い風で、2026年は参入好機

投資家にとっても、資金調達を検討する企業にとっても、事業投資型クラウドファンディングは今後ますます重要な選択肢になるでしょう。まずは興味のあるプラットフォームに登録し、実際の案件をチェックすることから始めてみてはいかがでしょうか。

クラウドファンディングの全体像を把握したい方は「クラウドファンディング完全攻略ロードマップ」をぜひご活用ください。

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