【初心者OK】小学生でも分かるクラウドファンディングとは？を徹底解説
今回は「小学生でも分かるクラウドファンディングとは何か」というテーマで解説していきます。
最近よく耳にする「クラウドファンディング」ですが、私のもとには以下のような事柄を簡単に説明してほしいといった相談をたくさんいただきます。
- クラウドファンディングはそもそもどのような仕組みのものなのか。
- クラウドファンディングにはどんな種類があるのか。
クラウドファンディングの基礎から歴史、種類、メリット・デメリット、進め方までを小学生でも分かるように解説します。
【この記事でわかること】
・クラウドファンディングの基本的な仕組みや歴史。
・クラウドファンディングの主な種類。
・クラウドファンディングのメリット・デメリット。
・クラウドファンディング始め方の流れ。
【著者プロフィール】
望月瑛司（＠eiji_mochi）
リトルリンク代表。クラウドファンディングに特化したコンサルタント。レンタルジム開業の際にクラファンで100万円の調達に成功。CAMPFIRE公式パートナーとして担当件数100件以上、累計総額5000万円以上の調達に成功。
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クラウドファンディングとは？
クラウドファンディングとは、世界中の人たちから「自分のやりたいこと」「作りたい商品」を応援してもらえる仕組みのことです。
インターネットを活用して多くの人から資金を集めることができます。
例えば、「カフェを開きたい」「イベントを開催したい」といった夢や目標を持った人が、必要な資金を銀行や家族・友人から借りるのではなく、ネットを通じて広く呼びかけ、共感した人から少しずつお金を集めることができます。
この方法の大きな特徴は、資金調達のハードルが下がり、より多くの人に自分のやりたいことを知ってもらえる点です。
さらに、まだ発売前の商品やサービスを事前にお客さんに試してもらえるため、企業や個人のテストマーケティングにも活用されています。
クラウドファンディングの歴史
クラウドファンディングは、インターネットの普及とともに2000年代のアメリカで生まれました。
IndiegogoやKickstarterといった代表的なサービスが登場し、日本でも2011年にREADYFORやCAMPFIREがサービスを開始しました。
東日本大震災をきっかけに、寄付や支援を求める新しい仕組みとして急速に普及し、現在では「Makuake」などのプラットフォームも登場しています。
2022年には、従来の寄付型・購入型に加え、「ふるさと納税型」のクラウドファンディングも登場し、資金調達の幅がさらに広がっています。
クラウドファンディング市場の現状
クラウドファンディングには寄付型や融資型などのタイプがありますが、実は最も資金が集まっているのは「融資型」です。
これは、支援者がプロジェクトにお金を貸し、後で利息を受け取るという仕組みです。
2023年には、世界のクラウドファンディングの市場規模が約24兆円に達しました。2032年には62兆円まで拡大すると予測されています。
今やクラウドファンディングは、企業や自治体、個人まで幅広く利用される資金調達方法となっています。
クラウドファンディングの主な種類
クラウドファンディングは資金集めやリターンの仕組みによって、いくつかのパターンに分かれます。
今回は大きく分けて3つのパターンを紹介していきます。
購入型クラウドファンディング
支援者が資金を提供し、リターンとして商品やサービスを受け取るタイプです。
実施方式には「All-or-Nothing方式（目標金額達成で成立）」と「All-in方式（目標未達でも成立）」があります。
All-or-Nothing方式では、期間中に目標金額に達しなければ、全額返金されます。
一方、All-in方式では一人でも支援者がいればプロジェクトは成立する方式です。最近はこの方式をとる方が多い傾向にあります。
クラウドファンディングの代表的なプラットフォームは、CAMPFIRE、READYFOR、Makuake、GREEN FUNDINGなどです。
寄付型クラウドファンディング
支援者は資金を寄付し、基本的にリターンはありません。
被災地支援や社会貢献、地域貢献を目的としたプロジェクトが多く、CAMPFIRE for Social GoodやREADYFORなどが代表的です。
ふるさと納税型クラウドファンディング
自治体がプロジェクトを立ち上げ、ふるさと納税を通じて寄付を募る仕組みです。
プロジェクトを選んで支援するという流れは、購入型や寄付型のクラウドファンディングと同じですが、税金の控除を受けられる点が特徴的なポイントです。
「ふるさとチョイス」「さとふる」「READYFOR」などのプラットフォームがあります。
クラウドファンディングのメリットとデメリット
ここからは、クラウドファンディングのメリット・デメリットについて、プロジェクト実施者と支援者の立場から説明していきます。
プロジェクト実施者のメリット
- 銀行から借りられない場合でも多くの人から資金を集められる。
- 未発売の商品やサービスをテストマーケティングできる。
プロジェクト実施者のデメリット
- 目標金額に届かなければ資金を得られない場合がある。（All-or-Nothing方式）
- All-in方式の場合、目標未達でもプロジェクトを実行しなければならないため、自己資金の追加が必要になる場合がある。
支援者のメリット
- プロジェクトの進捗や作り手の様子をSNSや活動報告で直接知ることができる。
- 通常の買い物とは違った楽しさがある。
支援者のデメリット
- 目標金額を達成してもトラブルが発生したり、リターン品の遅延や未着などのリスクがある。
- 信頼できるプロジェクトかどうかを見定める必要がある。
クラウドファンディングの進め方
プロジェクトを始める場合は、まず利用するサイト（プラットフォーム）を選び、プロジェクトページを作成して公開します。
募集期間中は広告やSNSなどで広く周知し、資金を集めていきます。
支援者になる場合は、プロジェクト内容やリターン品をよく確認し、信頼できるプロジェクトを選ぶことが大切です。
クラウドファンディングのサイトごとに得意なジャンルが異なるため、自分のプロジェクトに合ったサイト選びが重要です。
たくさんのプロジェクトを見て、自分に合ったものを探してみましょう。
まとめ
今回は、クラウドファンディングの基礎から歴史、種類、市場の現状、メリット・デメリット、進め方までを解説しました。
クラウドファンディングは、夢やアイデアを実現するための新しい資金調達の方法です。
これから挑戦したい方や興味のある方は、ぜひさまざまなプロジェクトをチェックして、自分に合ったものを見つけてみてください。
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